案件2 統合DEMO ― マスキング × AI仮選別

実データ64,454件で検証(2026-10-08 束で見る方式を追加)| 庁内前処理 → 匿名化受渡し → AI仮選別 → 復元・職員確認 | 情報公開課 × 株式会社IGREKplus
● 完全オフライン / 判定方式を切り替えて比較できます

令和7年度末 実データによる検証(64,454件)2026-09-30 再測定

ご提供いただいた実施機関別CSV(64,454件)と、仮選別で「引き渡す」と判断された1,116件(うち一覧の中にあるのは1,095件)を正解データとして、 判定ロジックの精度を測定しました。学習と評価を分けた2分割交差検証です。
9/27にいただいた追加データ(北河内府税事務所・1,490件)を反映して測り直しています。 本ページで「62,964件」と書かれている数字は9/17ステコミ時点の記録で、差し替えずに残しています。 回ごとの推移は「これまでの進捗」タブにまとめました。

64,454
満了簿冊(検証対象)+1,490
1,095
正解(仮選別済)+2
1.70%
通過率
240h
現状の照合工数/年
判定方式の変遷(v1〜v5は62,964件、確度スコア順は64,454件での実測)
版判定の方法見逃し再現率絞り込み
v1簿冊名のキーワード 16語/11語(8月の版) 1件99.9% 非該当に落とせたのは 217件(0.3%)。実質的に絞り込めていない
v3規程 別表19項目+細目との照合。根拠条項を出力 0件100% 非該当 1,272件(2.0%)。見逃しゼロだが、まだ絞り込めていない
v5
現行
v3 + 分類記号の実績(62,964件から算出) 42件96.2% 非該当 30,019件(47.7%)=1.91倍に圧縮
確度
スコア順
3区分に分けず、可能性の高い順に並べ替える —— 上位3,000件(4.8%)で49.2%が見つかる(学習モデルなら71.7%=約72%)
v5は見逃しゼロではありません(42件見逃します)。 絞り込み47.7%を取るために、意図的に見逃しを許容する方向へ動かしています。この線引きの妥当性はご相談事項です。
確度順に並べたとき、正解1,095件のうち何件が見つかるか(学習モデルでの測定値)
全簿冊を「歴史的文書の可能性が高い順」に並べ替えたとき、上から何件まで見れば、引き渡すべき1,095件のうち何件が見つかるか。 全部見れば当然100%ですが、それは現在の作業と同じです。意味があるのは「少ない件数で高い割合に届くこと」だけです。
職員が確認する件数全体比見つかった正解カバー率見逃し
上位 1,000件1.6%561件51.2%534件
上位 3,000件4.7%785件71.7%310件
上位 5,000件7.8%861件78.6%234件
上位 12,891件(20%)20.0%985件90.0%110件
上位 20,000件31.0%1,049件95.8%46件
全 64,454件100%1,095件100%0件
この表は「何件まで絞り込めるか」の表ではありません。「上から何件見た時点で、引き渡すべき簿冊の何割が見つかっているか」を示したものです。
件数そのものを減らす話は、に移しました。
※ 学習モデル(文字2-gram+分類記号・保存期間・担当所属の実績+簿冊名の完全一致実績)での測定値=約72%の版(64,454件)。 本デモに載せた版は学習データを持たないため、上位3,000件では49.2%になります。
逆側|機械的に除外してよい領域
条件該当件数含まれる正解正解率
分類記号 E14,581件5件0.03%
保存期間 7年11,379件1件0.01%
分類記号 C3,084件7件0.23%
上記+2年・6年を合わせて除外18,941件
(全体の30.1%)
13件
(正解の1.19%)
0.07%
除外は自動では行いません。この線をどこに引くかは職員の皆様のご判断であり、本システムは材料をお示しするところまでです。
判定方式(クリックで切り替え。読み込み済みのデータはその場で再判定します)
STEP 1|庁内
簿冊CSV取込
満了簿冊一覧を読み込み
›
STEP 2|庁内
マスキング
氏名・事件番号を番号化
›
STEP 3|NDA
匿名化CSV受渡し
対応表は庁内に残す
›
STEP 4|IGREK環境
AI仮選別
4方式を切り替えて比較
›
STEP 5|庁内
復元・職員確認
対応表で復元し確定

STEP 1 簿冊一覧CSVの取り込み庁内

保存期間満了 簿冊一覧CSVをドラッグ&ドロップ/クリックして選択
歴文システムのCSV(Shift_JIS/UTF-8・3,000件分割可・引用符内改行対応)。「公開用簿冊標題」「簿冊標題」等を自動検出。※PDF・Excelは不可(CSVに書き出してから)。
どのファイルを読ませるか(このHTMLと同じフォルダの ../out/ にあります)
・デモ2_コロナ関連_120件.csv … 実演はこれが一番わかりやすい(120件中 引渡30件)
・デモ1_情報公開課_165件.csv … 165件中 引渡4件(引渡が少ない例)
・デモ3_府民文化部_400件.csv … 400件中 引渡19件(件数が多い例)
いずれもUTF-8(BOM付き)20列。「公文書館仮選別」列が入っているので、 判定のあとに答え合わせまで画面上でできます。
※ 実データです。この端末の外に出さないでください。 上の「デモ用サンプル(12件)」はファイル不要で、架空のデータです。
サンプル:

STEP 2 マスキング(個人情報の庁内前処理)庁内

前後比較(検知行を優先表示)
対応表
#元の簿冊標題マスキング後(受渡し用)
トークン元の値種別
検知:氏名(辞書+原告:等のラベル文脈/実装版はNER)・裁判事件番号(符号204種を実装)・審査請求/諮問番号。検知漏れは対応表追加→再実行でカバー。

STEP 3 匿名化CSVの受渡しNDA締結の上

STEP 4 AI仮選別(3区分への自動振り分け)IGREK環境

別表19項目+細目に加え、分類記号の実績も加味して判定します
順位簿冊標題(匿名化されたまま照合)判定根拠条項判定の理由信頼度
AIはマスキングされたデータのまま照合します(個人情報なしで判定可能なことの実証)。判定は規程の別表19項目+細目に照らし、該当した条項を必ず添えます。
引渡すべき簿冊を落とせば二度と戻りません。よって再現率を最優先し、迷うものは「非該当」ではなく必ず「要確認」に倒します。手がかり語は強/弱に分け、一般的な語(「許可」「施策」等)だけで当たったものは該当と断定せず要確認へ送ります。
※ 別表第10〜19項の細目は未取得のため大分類のみで暫定判定し、信頼度を低めに出力しています。

STEP 5 結果の返却 → 復元 → 職員確認庁内

作業ログ